この世の悪のように扱われる炭水化物は悪ではない
突然ですが僕は炭水化物を結構食べてます。
会食などでお米を食べたりすると
「身体作りしてるのにお米食べるんですね!!!」
と驚かれる事が多いです。
炭水化物は現代社会に置いて【邪悪】とされてどこも糖質カット食品を販売して
健康=炭水化物は食べない
の図式が出来上がってます。
しかしある事が気になります。
そもそも炭水化物と糖質は何が違うの?
果たして言い方だけでしょうか。
今回はこの邪悪と言われる炭水化物(糖質)を正義に思って貰えるように基本について話します。
炭水化物はそこまでカロリーはない。大きく分けたら糖質と食物繊維
炭水化物は1g4Kcalでタンパク質と同じカロリー。
そして脂質の9Kcalの半分以下になります。
ただタンパク質はエネルギーとして使いにくいので太りにくいと記事を書きましたが炭水化物はきちんと体脂肪に変化されます。
炭水化物は砂糖や果実に含まれる、ブドウ糖や果糖などの糖質から構成される物の総称でありますが食物繊維の含まれるものも炭水化物と呼びます。
糖質は身体の中でエネルギー源となり筋肉や脳のエネルギーとなり、食物繊維は栄養として吸収されません。(食物繊維は1g2Kcal)
例えば同じ炭水化物でも砂糖のみと食物繊維が豊富に構成される物であれば後者の方が圧倒的に太りにくいです。
良く糖質カット商品で見られる炭水化物○g(糖質〇g)は食物繊維で嵩を増してるわけです。
食物繊維は上述通りエネルギーとして吸収されませんので体脂肪に切り替わるリスクが低くなります。
糖質はエネルギーとして使われるのですが摂りすぎたら体脂肪に切り替わります。
しかし脳のエネルギーはブドウ糖が必要な為糖質も必要ですので生活リズムによって摂取量を変えるのが大事なポイントになります。
また全摂取カロリーの内50~65%は炭水化物を摂取するのが基準と言われるほどに必要となりますのでダイエット中でもある程度は必要となります。
運動量が多い方はエネルギーの必要量が多い為、糖質が多く必要になります。
筋トレをしてる人は特に糖質がメインエネルギーとなるので激しいトレーニング、筋肉のサイズを上げる為にも必要です
逆に運動量が少ない人は大量に摂取すると体脂肪に切り替わるのですが脳の為にもある程度の量は必要となります。
血糖値の上昇が筋肉を大きく、そして体脂肪も大きく・・
さて、炭水化物が悪者ではない事は何となく理解出来ますが何故太りやすいと言われるか?
それは血糖値の上昇に関係してきます。
血糖値ってそもそも何?と言う話しなのですが血糖値は血液中に存在するブドウ糖の濃度です。
血糖値が上昇するとそれを抑える為にインスリンと言うホルモンが出るのですがこいつが筋肉をつけやすくする働きを持ってます。
ただこのインスリンは筋肉だけじゃなく体脂肪にも働いてしまいます。
インスリンの過剰分泌、つまり急激にエネルギーが入ってくるケースや消化しきれない程の糖質は体脂肪もつけやすい環境になってしまします。
体脂肪をつけてでも筋肉を!!と思うならまだしも健康面を考えるならば適量に摂取する、消化をゆっくりにするのがベストでしょう。
適量は何となく・・理解できますが消化については・・
実はこれは食物繊維が関わります。
食物繊維の多い食品は血糖値の急上昇を防いでくれます。
玄米が良いと言われる所以はここにありますね。
まとめ
・炭水化物は糖質と食物繊維であり1g4Kcal
・身体のメインエネルギーとして使われるので多く運動するならしっかり摂取したい。
・吸収出来なかった物は貯蔵されるが体脂肪にもなる。
・多く摂取しすぎたりするとインスリンが出て筋肉がつきやすいが体脂肪もついてしまう。
・吸収を緩やかにするには食物繊維が多い物を先に食べておくと良し。